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兵六餅

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おいしいもの

昨日友人からもらったのは兵六餅というお菓子。
昨日は落語研究会。飴をなめながら、
柳家喬太郎師匠の落語「布哇(ハワイ)の雪」を初めて聴きました。

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鹿児島のセイカ食品株式会社が作っています。
オブラートに包まれた柔らかな餅がキャラメルのように
並んでいる様子は「ぼんたん飴」に似ています。
わたしには初物だったのですが、実はこれ、
昔からあるんだそうです。
セイカ食品はボンタン飴や南国シロクマを製造している
商品はかなり知れ渡った会社です。
兵六餅のウイキペデイアにはその歴史も紹介されています。
1931年に発売を開始。商品名は、
毛利正直著作の「大石兵六夢物語」が由来。
箱に描かれている浮世絵風のイラストは、
大蛇退治に立ち向かう薩摩兵児(へこ)とのこと。
戦後しばらく製造を中止していて、
49年に再開、当時進駐軍からパッケージの絵
に描かれた刀と褌でクレームが付いたという
エピソードも時代を感じますね。


原材料を見ると水飴、砂糖、麦芽糖、もち米、白あんなど
体によさそうな昔からなじみのある材料ばかり。
添加物のたぐいが一つもないんですね、珍しい。
唯一カタカナで書かたているのがオブラートでした。(笑)
きっと、頑固で実直そうなおじいさんが作って
いるんだろうなと(実際は近代化された工場だと
思うけど)商品を見ながらしばし想像して楽しみました。

サイトにあるボンタン飴ギフトセット
ぎっしりと詰まったパッケージに弱い私、
もう少しでポチッとしそうに。(汗)

しかし、兵六餅と「布哇の雪」両方とも初物で経験し、
一緒の記憶の箱に入ったような。今後、食べるか聴くか
どちらかを体験すると、もう片方もセットで思い出すこと
になるんじゃないかな。

by petacokimono | 2009-07-01 10:41 |