一点物

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今回のオーダーはこのまま飾れるような外箱とのセットです。
赤ちゃんのお名前が美月さんなので、
秋の草花とお月様、うさぎを立体的に
組み合わせたいと思っていました。
浮かんだのがこの形。
イメージが浮かんでしまうと、早く作りたくて作りたくて。
せかされるのです。
「物」は生まれたくてしょうがないようです。

おかげさまでオーナーにも喜んでいただけました。

ちょっと前の日本は、こんな形で「物づくり」が行われていました。
使う人と作る人が話し合って物が生まれる、一点物です。
どんな物が必要か、好きか。
物を具体的な形にする作業は、
自分を見つめること掘り下げることにつながります。
自分を知ることは他者との違いを認識することでもあります。
みんなと違うことを恐れない。むしろ誇りに思うこと。
自分と同じように他者の違う点を、個性として敬意を払うこと。

オーダーメイドの一点物生産が、大量生産の既製品になり
同じ物が溢れていくにつれ、だんだん失われていったもの。
何かとても大きな大切なことが、
そこにあったのではないかと思うのです。
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by petacokimono | 2008-12-13 12:26 | ハンドメイド